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向こう側

Wim 4

昨日は告別式に行ってきました。
こちらでの私の経験では直接参列は2度目です。

こういう経験はどの宗教であろうと、しきたりとかよくわからないのですが、
少し書いておこうと思います。

オケメンには前々日に細かい指示メールがオケ代表から来ました。
当日早めについて、とにかく気持ちを落ち着かせなければ。。。
今回はJullianも共演、列席します。
Wimも喜んでくれるでしょう・・・

教会は9時から開き、ホールには記帳用のテーブルもいくつか用意されています。
記帳には列席者の名前住所を書きます。
そのどのシートにも半ページには(バインダー式になっていてあとから1冊にまとめられるようになっていて合理的です)Wimの笑顔の写真がうっすらと便箋のように印刷されていました。

プログラムのような冊子も用意されています。
式の中で歌う歌詞も乗っています。

式場にはすでに多くの人が入っていて、
10時ごろからは静かな音楽も流されます。
10時30分から、、、
とありますが、この10時30分というのは、みんなでWimを迎える時間のこと。
なので、10時ころにはすでに多くの人は着席しています。

「棺はあと5分ほどで到着のようです」
とのオケ代表のお声に、教会のホールにオケメンが左右に並びます。

G線上のアリア・・・・が生のオルガンで聞こえてきます。

当家奥様とお嬢様方は、
祭壇となるエリアではなく、われわれと同じホールに進行の牧師さんとともに現れ、
棺が入る直前に牧師さんとともに祭壇のほうへ・・・

きれいな大きな花束を置いた棺は、
7つの持ち手がついていて、(おそらく)葬儀社の男性6人で肩の上に掲げられ、
遺影(小さいです)を持った(おそらく葬儀をまとめられた)女性が先導。
(当家の方は遺影を持ちません)

つまり、棺はすでにそこ置かれているのではなく、
みんなでお迎えするのです。
(前回参列した別のかたのときは参列時にすでに入り口に置かれていましたので、その人に挨拶して入る形でした)

ホールとの間にある大きな扉がいったん閉じられ、
牧師様によって始められます。
われわれはその間にホールで用意をします。
(ホール側から弾きますから)
まず、祭壇のろうそくに火をともすセレモニーから。

この教会はカトリックではない(プロテスタント系)ので、
祭壇がありません。牧師様用の特別な席もありません。
われわれがいつもの定演で使用している壇上のスペースに
この日だけの場所を用意されていました。
そしてWimの棺は壇上ではなく、
前方列席者の真ん中に。
例えば、結婚式でバージンロードとして歩いてくるその場所に。

聖書からの歌。(列席者で歌います)
「そこでは、純粋な光がさし、なんの痛みも苦しみもない・・・(途中抜粋)いつも春、ありとあらゆる花が咲き、こちらとの間には死という小さな海が横たわるだけ・・・(ほか略)」

Wimの奥様のご挨拶では夫としてのWimの思い出など、
ご子息のご挨拶では、パパとしての思い出、
仕事の同僚、学生時代の友人からの思い出、
などなど、
故人のいろいろな思い出、エピソード、人となりをゆっくり聞くことが出来ました。
遺族の方をはじめいろいろな人の思い出の語り(数人が壇上でマイクで語ります)に感無量です。
こうしてどんな人だったか参列者全員でしのぶことが出来、
参列者全員で見送ることが出来、当人のお人柄でしょうね、すばらしかったです。

橋を作る仕事に携わっていたWimは、イギリス、フランス、を始め、
遠くはナイジェリアへも何ヶ月も行っていたそうです。

彼がキッチン好きなのは知っていたけど、
(いつもコーヒーやケーキを出してくれていたし、奥様よりもキッチンに居る時間が長いよ、って言ってたし)
「子供のころ、ママがいないと、パパがスペック(=ベーコン)入りのパネクック(クレープのような薄いパンケーキ)を作ってくれるのが楽しみだった」と。。。いう息子さんの話・・・

間に、聖書からのいくつかの歌のほか、いろんな音楽を挟みながらの進行でした。

彼は、オケに入っていても、まだセロのレッスンを受けていたし、
ほかにもコーラスにも入っていた。
彼が入っていた合唱団によるSlotkoraal(最後に歌われる合唱)や、
お嬢様のバイオリンの演奏、
レッスンを受けていた先生による演奏もありました。

とても悲しいけど、Voorganger (日本語ではわかんない、、、クリスチャンじゃないので)が進行を務められます。牧師さん?(思っていたより)まだまだ若手の人でした、とてもわかりやすいオランダ語で、丁寧で、とても優しいお言葉にもうぼろぼろです。

死とはいうけれど、それはただ向こう側へ渡っただけです。
道路のこちら側と向こう側の違いだけです、と。

お互いに目には見えなくても、
本当に近いところにいるんです。

こんな風に見送ってもらえたら怖くない気がします。
こちらでの告別式は2回目でしたが、
今回は本当に身近な人だったのです。
でも、本当にすばらしくステキな告別式でした。
きっとずっと忘れることは出来ないと思います。

私は手が震えて。楽譜もぼやけて・・・
列席したオケメンは約半数。(遠かったり、仕事もありますしね。。。)
本来いつもWimのとなりで相棒だったおばちゃんは弾きませんでした。
列席していたのかしら、、見なかったけど。。
かなりつらいだろうから、、、とのことでした。気持ちはわかります。
ずっとずっとほぼ設立当初から一緒にいたからね。。。
昨日は次男がセロパートのリーダーを務めました。
横にいてくれて本当に助かりました。。。

奥様のはじめのご挨拶のあと、
われわれの演奏をし、列席者席後方に用意されたエリアに着席し、
ほぼ2時間という長いセレモニーでした。
セレモニーの最後は、
再びパイプオルガンで、バッハ140番のカンタータ。
(目覚めよ・・・とかいうタイトル・・?)

当家の人はこの時点で、ホールへ出て、お悔やみ、慰めの言葉を列席者からいただくために並びます。

われわれ参列者は葬儀社の人からの合図で、
後ろの列から、順番に棺に歩み、最後のお別れをしてホールへ出ます。
棺に添えられたWimの笑った写真に、再びこみ上げてくるものがあります。

ホールでは、コーヒー紅茶と、アップルパイ(簡単に手でいただけるタイプ)が用意されています。
オケ仲間と、少し会話をして、私たちはおいとましました。
13時30分(火葬のお時間)まではとても・・・
ご家族と最後のひと時を過ごされたでしょうか・・

自分のときはどうなるんだろうと。。。
しばらくはそんなことばかり考えてすごすことになるのかな・・・
宗教に関係なく、でも、迷わないように誰かに、何かに導かれて、
ゆっくり向こう側に渡れたらどんなにいいでしょう・・・

それは明日だよ!
といわれても非常に困りますが、

それまでは、なるべく誰かに、(誰にも?)、迷惑をかけないように、
普通に普通な時間を少しでも長く、自分なりに過ごしていけたらな。。と思います。

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Author:トッカータ
布小物、革小物、カルトナージュ、トールペイント、水彩、音楽などなど、あちこち手を出し、足を突っ込み、鼻を利かせ、脳みそに鞭打ち、ふらふらと。
Promenadeは散歩道。・・・でもどこへいくのか本人にもわかりませんが・・・どうぞ、ご一緒に~

趣味でいろいろ作っていますが、現在、オランダ国内にての販売になります。(不定期)

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