Symphony no.6, 4th movement
今回のお勧めの1曲は、
Symphony no.6 "Pastrale" 4th movement
L.v.Beethoven
ベートーヴェンって、
そう、あの、音楽の教科書では髪を振り乱したいかつい顔のベートーヴェン、
そう、あのイメージが強くって、
ぱっと見、イケメンではないか!?
とほのかな期待を抱かせるような風貌の、ベートーヴェン、
髪を振り乱しているあの肖像(ポートレイト?)は、
ただ単に、彼は身だしなみにまったく気を使わない人種だったかららしい・・・
彼の家(ドイツのボンBonnにあります)に見るほかのポートレイトは、お世辞にもイケメンとはとても思えないような、「これ誰?」って感じのポヘーとした赤ら顔のおっちゃん・・・
彼は、
いろんなリズムを使う(作ってみる)事に精を出すタイプで、
巷で、
今で言う「オタク」という言い方を使えば、リズムオタクだったことでも有名。
さて、そんな彼の作品のひとつにシンフォニー6番「田園」(Pastrale)があります。
パストラールというのはそもそも、田園というより、
「のどかな風景」一般を指すようです。
その中でも第1楽章は音楽の時間とかにも聞くようなあの有名な旋律があります。
たぶんそれだけしか知らない人が多いと思うのだけど、
第4楽章をぜひどうぞ・・・・
4楽章編成が多いシンフォニーとしてはめずらしく、この第6は、厳密には全部で5楽章からなっていますが、第3楽章~4~5とほとんど切れ目なくつながってひとつのような感じ。つまり、ひとつの交響曲(シンフォニー)が大きくいえば3個で成り立っているっていうようなつくりです。
その中の第4楽章は、夕立、雷、嵐、の風景。
まあ、この時期確かにそんな感じの日々多いです・・・
遠くの雷鳴、木々の怪しげな揺れ、近づく雷鳴、雨粒、
あっという間に嵐になり、
雷は落ちるわ、
稲妻は光るわ、
って、、、、いうシーン。
最初のほうは、とても小さい音量なので、
もし、
「え・・・聞こえないな・・・もう始まってるの・・?」
ってな調子で、ボリューム上げちゃうと大変なことになりますよ、
すごい音量になるから気をつけてくださいね。
では、ゴロゴロシーンの楽譜をチラ見せ・・・
ゴロゴロ担当は、
セロ(チェロ)とバス(コントラバス)です。
これがオケメンが実際に弾く楽譜ですが、
こんな感じで、
セロとバスが同じ旋律のところは1段で、
それぞれ異なった旋律のところは
2段で一体で書いてある場合が多いです。(上の段がセロ、下がバス)
だけど、
だけどよ!
これ!!!!!!
拡大しましたわよ。
上がセロ、下がバス、
え、それが何か?
って。。。??
音符のか、か、数が、、、不公平じゃああーりませんか?
5,5,5,5連符でっせ・・・
バスは普通に4連符。
その上、この譜面、モールが4個。モール?あ、フラット・・・♭これ4個つき。(はっきりいって弾きにくいです、このポジションものは)
で、1拍の中に5個ってか?
左指は普通4本(親指1本は後ろ側に回って支えている状態なので、す)なので、5個の音を弾丸のように、となると、どうしても移動しないとね。 弦をまたぐ(移動)には、速すぎて危険なのと、ゴロゴロ効果を出すには、1本の弦(糸)の上で移動するのよね。
速さ?
この1小節(ヒトマス)の20個の音を2秒でって感じ。
5個を一弓(くだり)、5個を一弓(のぼり)
ってことで、
もう、それはそれは、左の指は摩擦熱で溶けるんじゃないかと、
右の腕は振り子作業全開。
そんな光景も想像して聞いてみてくださいね・・・
これはスパルタ以上のしごきです・・・
よくもこんなことやらせてくれるわね!
(ピアノの鍵盤なら何の問題もございませんのよ、こういうつくりでも)
覚えてらっしゃいよ!!
リズムオタク!
そう思いながら弾いてやるわよ!
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Symphony no.6 "Pastrale" 4th movement
L.v.Beethoven
ベートーヴェンって、
そう、あの、音楽の教科書では髪を振り乱したいかつい顔のベートーヴェン、
そう、あのイメージが強くって、
ぱっと見、イケメンではないか!?
とほのかな期待を抱かせるような風貌の、ベートーヴェン、
髪を振り乱しているあの肖像(ポートレイト?)は、
ただ単に、彼は身だしなみにまったく気を使わない人種だったかららしい・・・
彼の家(ドイツのボンBonnにあります)に見るほかのポートレイトは、お世辞にもイケメンとはとても思えないような、「これ誰?」って感じのポヘーとした赤ら顔のおっちゃん・・・
彼は、
いろんなリズムを使う(作ってみる)事に精を出すタイプで、
巷で、
今で言う「オタク」という言い方を使えば、リズムオタクだったことでも有名。
さて、そんな彼の作品のひとつにシンフォニー6番「田園」(Pastrale)があります。
パストラールというのはそもそも、田園というより、
「のどかな風景」一般を指すようです。
その中でも第1楽章は音楽の時間とかにも聞くようなあの有名な旋律があります。
たぶんそれだけしか知らない人が多いと思うのだけど、
第4楽章をぜひどうぞ・・・・
4楽章編成が多いシンフォニーとしてはめずらしく、この第6は、厳密には全部で5楽章からなっていますが、第3楽章~4~5とほとんど切れ目なくつながってひとつのような感じ。つまり、ひとつの交響曲(シンフォニー)が大きくいえば3個で成り立っているっていうようなつくりです。
その中の第4楽章は、夕立、雷、嵐、の風景。
まあ、この時期確かにそんな感じの日々多いです・・・
遠くの雷鳴、木々の怪しげな揺れ、近づく雷鳴、雨粒、
あっという間に嵐になり、
雷は落ちるわ、
稲妻は光るわ、
って、、、、いうシーン。
最初のほうは、とても小さい音量なので、
もし、
「え・・・聞こえないな・・・もう始まってるの・・?」
ってな調子で、ボリューム上げちゃうと大変なことになりますよ、
すごい音量になるから気をつけてくださいね。
では、ゴロゴロシーンの楽譜をチラ見せ・・・
ゴロゴロ担当は、
セロ(チェロ)とバス(コントラバス)です。
これがオケメンが実際に弾く楽譜ですが、
こんな感じで、
セロとバスが同じ旋律のところは1段で、
それぞれ異なった旋律のところは
2段で一体で書いてある場合が多いです。(上の段がセロ、下がバス)
だけど、
だけどよ!
これ!!!!!!
拡大しましたわよ。
上がセロ、下がバス、
え、それが何か?
って。。。??
音符のか、か、数が、、、不公平じゃああーりませんか?
5,5,5,5連符でっせ・・・
バスは普通に4連符。
その上、この譜面、モールが4個。モール?あ、フラット・・・♭これ4個つき。(はっきりいって弾きにくいです、このポジションものは)
で、1拍の中に5個ってか?
左指は普通4本(親指1本は後ろ側に回って支えている状態なので、す)なので、5個の音を弾丸のように、となると、どうしても移動しないとね。 弦をまたぐ(移動)には、速すぎて危険なのと、ゴロゴロ効果を出すには、1本の弦(糸)の上で移動するのよね。
速さ?
この1小節(ヒトマス)の20個の音を2秒でって感じ。
5個を一弓(くだり)、5個を一弓(のぼり)
ってことで、
もう、それはそれは、左の指は摩擦熱で溶けるんじゃないかと、
右の腕は振り子作業全開。
そんな光景も想像して聞いてみてくださいね・・・
これはスパルタ以上のしごきです・・・
よくもこんなことやらせてくれるわね!
(ピアノの鍵盤なら何の問題もございませんのよ、こういうつくりでも)
覚えてらっしゃいよ!!
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